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学びクリエイトミーティングVol.9

更新日:3月4日

2023年02月25日(日)19:00~20:30


学びクリエイトミーティングVol.9では看護師さんと作業療法士さんのお二人をお招きしてお話を伺いました。




 

おひとり目は,外科病棟、介護病院、老人ホーム等勤務経験を経て現在,IVRインターベンションエキスパートナースとして活躍中の看護師,中谷 未央さんです。

育児休暇を挟みながらの22年間,看護師としていくつかの病院勤務を経験された経験を語っていただきました.

祖母が看護師だったこともあって幼い頃から看護師になりたいと思っていた中谷さん,学生の頃は,実習や課題も多く大変だったけれど,要領よく息抜きしながら学生時代を謳歌したそうです.学生時代の実習で衝撃を受けたのが精神科.その経験から将来は精神科病棟で働きたいと考えていたとのこと.その前に技術を身につけたいと思い入職した外科病棟で働くうちに,目標とする領域も変わっていき,現在は外来にてIVRインターベンションエキスパートナースとして働いているとのことでした.

働いている内に自分の足りないスキルが見えてきて,資格取得を目指すようになった中谷さん,現在は,診療放射線技師さんや臨床工学技士さんとも連携しながら患者さんの治療に当たっています.

人と関わることが好きなので,将来はカフェや老人ホームを開きたいという夢も語ってもらいました.


*IVR:インターベンショナル・ラジオロジー(Interventional Radiology)の略.カテーテルなどで経皮的に治療を行う場合に,X線などを利用して透視観察する方法.




- Graphic Recording - by Akemi TAKAHASHI
 

おふたり目は,ご自身もCharcot-Marie-Tooth病という難病の当事者でもある作業療法士の山田 隆司さんです。

山田さんは,難病患者の当事者性(主観性)と医療専門職の専門性(客観性)を相互活用する存在を『当事者セラピスト』と命名し,当事者~支援者〜社会をつなぎ「おもしろくたのしい」活動を企画展開中です.

ご自身も障がい者であることから,障がいは「努力して克服すべきもの」「治らないといけないもの」「ノーマルに近づけるべきもの」という固定観念に疑問を感じた山田さん,自分ならもっと近くで患者や障がい者の共感者となって,喜怒哀楽に寄り添いながら彼らのリハビリテーションに取り組むことができると確信し,作業療法士を目指しました.


「うまく表現できない想い」「理解してもらうことの難しさ」そして「支援者が抱える悩みや憤り」...

それらの架け橋になることが自分の役割だと感じて活動していらっしゃいます.


身体が自由に動かなくても「おもしろくて」「楽しいこと」はたくさんある...

山田さんは,「動けないこと」をありのままに受け止めて,当事者がありのままで社会参加できる場の提供を積極的に行っていらっしゃいます.そんな活動の一部もご紹介いただきました.



- Graphic Recording - by Akemi TAKAHASHI
 

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